気持ちいい関係。

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17.くーちゃん、祐哉に溺れる。


「くぅ?」

ひと息ついた祐哉はくたりとベッドに沈み込む杏を呼ぶ。
すーすーと気持ちよさそうな寝息が聞こえてきて起きる気配はない。
揺さぶれば起きるのはわかっているが、ふっと笑って杏の中からゆっくりと自身を引き出す。
こぽりと音を立てて溢れ出す祐哉の白濁。
粘り気のあるそれは杏の下半身を汚していく。
ベッドサイドにあるテーブルからタオルを手に取ると杏の体を軽く清める。
ふぅと息をつくと杏の体に舌を這わせ始めた。
余すことなく舐めとると汗の味でさえも甘美なものとなる。

「くぅはどこもかしこも甘いですね」

見えるところに痕をつけると杏はすぐに怒る。
契約違反!と言ってむくれるのだが祐哉は気にしていない。
見えない場所に唇を這わせて痕を残す。
脇の下、腕の内側、内股、背中、うなじと普段杏が目にしないようなところへ強く吸いつく。
内股と背中には特に念入りに痕をつけた。
くっきりと浮かび上がる紅に笑みが浮かぶ。
全身くまなく舐めて満足した祐哉は本日の締めですねと呟いて杏をうつ伏せにさせると腰を持ち上げた。
蕾に舌を這わせてちゅぐちゅぐと舐める。
ちゅっと吸いつけばぷくりと膨れた蕾が可愛らしく震えた。

「あん」

意識を失ってるはずの杏が体をぴくりと震わせて反応をする。
気をよくした祐哉は杏の体を撫でながらもっとと蕾に吸いつく。
乳飲み子のようにちゅうちゅうと吸いつく姿にくくっと声を零す。

「はぁぁん」
「くぅ」

ふっと蕾に息を吹きかけるともっとというように杏の腰が祐哉に押しつけられた。
鼻には杏の蜜がとろりとついている。
指で拭うと甘い蜜を舐めてゆっくりと熱く昂ぶるものを杏の中に埋め込んだ。

「はぁん」

吐息を零して杏の腰が揺れる。
放っておいても杏が腰を揺らせて勝手に祐哉を飲み込む。
くちゅんと祐哉のものを飲み込むと繋がっている場所がひくひくとうごめいて祐哉を求めていた。
くすくすと笑って祐哉が杏の背中に覆いかぶさると耳元に唇を寄せて囁く。

「くぅ。起きなさい」
「あ、んぅ」
「さぁ。本日の締めですよ」
「ゆ、や」

はぁと息をついた杏はゆるりと目を開けると水で濡れた目を祐哉に向けた。
どこか夢見心地な杏はとろりとしたままだ。
ゆったりと腰を前後に動かして胸を揉むと杏はああんと喘ぎ声をあげ始めた。
杏を抱き上げて膝の上に座らせると杏の目覚めを待つ。

「ゆ、やぁ」
「おはよう。私のお姫さま」
「あっ、ぁんっ」

目を覚ました杏の頬にちゅっとキスをすると最近杏が気に入っている体位に持ち込む。
祐哉は膝を立てて杏の背を見つめながらクッションにもたれる。
杏は重心を取るために祐哉の膝に手を置く。
ゆるゆると腰を振り出し、嬌声をあげた。
祐哉が後ろから突くのではなく杏が祐哉を後ろから受け入れたまま腰を振るのだ。
普段は擦られない場所が擦られて杏の体は歓喜に包まれる。
開発されていく杏の体は未知だ。
杏でさえも知らない快楽を祐哉が引き出していく。
気持ちよさを追求するために杏はひたすらに腰を振った。
祐哉の膝が支えとなって体に力が入れやすいというのもある。
繋がっている場所も気持ちがいいが、背中をゆるゆると撫でてくる祐哉の手がもっといい。
マッサージをするように肩や肩甲骨を撫でられて下腹部にきゅっと力が入る。
悪戯な手は背後から伸びてきて杏の胸を掠めていくのだ。

「ぁぁーーんっ!ちゃんとっ!さわ、ってぇ!」
「我侭な、お姫さまですねっ」
「ぁん!ぁぁぁーーーっ!」

不満で後ろを振り返るとゆったりとクッションに身を預けている祐哉の姿が見える。
口元に笑みを浮かべている姿を見ると杏は悔しくなるのだ。
どうにかして祐哉にぎゃふんと言わせたい。
はぁはぁと息をつきながら杏は手を祐哉の足のあいだに伸ばして柔らかな袋に触れる。
やわやわと揉めば祐哉がうっと呻いた。

「くぅ」

少し咎めの混ざったような口調で杏を呼んでくるが聞こえないふりをする。
男性にとって大事なところだ。
杏は慎重に触れて優しく扱った。
実際に触るのは初めてだ。
祐哉とセックスするまではただ腰を振って気持ちよさを求めていたが、祐哉の手によってもっと気持ちよくなれることを杏は教え込まれた。
そうなれば杏だって学習するというもの。
いろんなサイトを巡って男性を気持ちよくさせる方法を調べたのだ。
ゆるく腰を動かしながら優しく揉むと杏の中に埋め込まれていた祐哉が反応をしてぐぐっと大きくなっていく。
びくびくとし始めた祐哉のモノににやりと杏は笑みを浮かべた。
背中を向けていて顔が見えないことがいいことにほくそ笑む。
はあと息をついた祐哉が杏の腕を軽く叩いた。

「くぅ。もういいです。手を離してください」

祐哉ももう限界なのだろう。
体が熱く汗が吹き出している。
素直に手を離したのを見計らって祐哉が下から杏を突き上げた。

「あああああ!」

何度も突き上げられる衝動に杏は背中を大きく反らせて体を震わせた。
腰を押さえつけられて身動きがとれず杏は祐哉の膝に倒れ込む。
ずぶ濡れになってしまったシーツを見て、今夜だけで杏の中に注ぎ込まれた祐哉の白濁はどのくらいなんだろう?と杏はぼんやりと考える。
はぁはぁと息をついて祐哉の膝にもたれかかっているととろりとまぶたが落ちた。
ハードではあったが心地よい疲労が体を満たす。
背後から近づいてくる祐哉の気配に杏はもう無理ぃと呟くと今度こそ深い眠りに落ちたのだった。


くーちゃん。セックスに関しては余念がない。

2014/05/18 投稿。


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