気持ちいい関係。

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   くーちゃん、幸せいっぱいになる。*3*


祐哉の誘いに杏の目が輝く。
こどもの世話に必死で祐哉と一緒に入浴する機会が減っているからだ。

「いいの?」
「ええ。私も久しぶりのくぅをじっくりと味わいたい」
「うんっ」

杏は祐哉に飛びつくと、あれ?と声をあげる。
首をかしげて祐哉を見やるとゴムあるの?と聞いたのだ。

「ええ。帰りに買って帰りました」
「ゆーやもやる気満々?」
「そういうわけではありません、とは言えませんね」
「嬉しっ」

るんるん気分の杏が祐哉の手を引いてバスルームへ向かう。
恥じらいもなく服を脱いでいく杏の背中を見つめて祐哉はくつくつと笑う。
たるんでいた体がひと月の育児で締まっていた。
腹部も妊娠線が出ることなくつるっとしている。
妊娠する前と同じ、というわけではないが、磨きのかかった杏の肌は美しかった。
後ろから抱き寄せて首筋に顔を埋めると甘い香りが漂い、祐哉を刺激する。

「んぅ」
「いい匂いです」
「ぁん。ゆーやぁ」

切ない声をあげて杏は祐哉を仰ぎ見た。
唇を突き出すとキスをねだって濃厚なキスを交わす。
飲み込みきれなかった唾液が杏の首筋を辿り、胸の谷間に流れていく。
濡れた道筋に沿うように指を這わせると杏の体がぴくりと震えて、あっと声をあげる。
見上げてくる杏の唇にキスをして吐息を奪った。

「んんっ、んぅ」

舌を絡ませてくちゅくちゅと音をさせながら吸いつくと祐哉は杏の足の間に足を割り込ませて蕾を刺激した。
擦るように足を動かすと杏が身をよじらせて悶えている。

「ゆ、やぁ」
「くぅ」

とろとろになったところへ指を埋め込むと杏の背が仰け反って祐哉の指を根本まで咥え込んだ。
強い締めつけに祐哉は眉間にしわを寄せて耐えた。
こどもを産んだとは思えないほど中はきつく締まっている。
ゆるくなるどころはきつくなる中に祐哉はほくそ笑んだ。
食いちぎられそうな指を抜き差しして中を広げていく。

「あん!ぁっ、も、だ、めぇっ」

腰を突き出してくる杏の背中に口づけると祐哉は手元に置いておいたパッケージの封を久しぶりに切った。
手早くゴムを身に着けると杏の中に沈み込んでいく。

「あ、ああ、あっ」

立ったままで不安定な杏は壁に手をついて崩れ落ちそうになるのを堪えた。
中を満たされる感覚に足が震える。

「ゴム越しでも、絡みついてくるのが、わかります、よっ」
「はぁっ、ぁんっ!」

ぐっと腰を打ちつけて奥まで収めると祐哉はふぅと息をついた。
はぁはぁと吐息を零している杏は手を握り締めてぷるぷると震えている。
祐哉は後ろから獣のような体勢で腰を振るうと崩れ落ちそうになっている杏の腰を掴んで体を揺さぶった。

「ぁ、ぁぁっ!ぁーーーっ!ゆ、やぁ!きもち、いっ」
「ここがですか?」
「んっ!そ、こぉっ」

後ろを振り返った杏の体を抱き起こして胸に手を置くと揉みながら杏の気持ちいいところを擦りあげていく。
腰をひと振りするたびに杏の口からはひっきりなしに嬌声が漏れた。
強く胸を揉むと母乳がとろりと出て祐哉の指の間を流れていく。
杏季のときのように勢いよく出ることもなく、じわりと溢れだしてくる母乳に祐哉はくすりと笑う。

「んぅ。な、にっ?」
「今回は授乳に大分苦戦しているようですね」
「ん。杏季、んとき、と逆、だったら、よかった、の、にっ、ぁぁぁーーーっ!」
「ああ。失礼。つい」
「ゆ、や、の、ばかぁぁっ」

祐哉は角度を変えて何度も杏の中を貫く。
話をしている間も中を攻め続けているのだ。
祐哉の形に馴染んでいる杏の中は角度を変えるたびにぴったりと吸いつくように追いかけてくる。

「くぅ。最高です」
「ゆ、やぁああっ」
「一年間触れられなかったのが寂しかった」
「わ、たしもぉ」
「慰めてくださいね?」
「んぅっ。も、っと、おく、まできてぇぇ!」

杏に腕を掴まれた祐哉は杏の腰をぐっと掴むと突き上げては中を抉って杏の体を揺さぶった。
気が狂うほど揺さぶられて限界を迎えようとした瞬間。
内臓が持ち上がりそうなほどの衝撃を受け止めて杏は体を強張らせたまま喘いだ。

「ぁぁ、ぁっ」
「くぅっ」

緩く杏の体を数回押し上げて祐哉は杏の中で果てた。
膜越しではあるが久しぶりの射精感に祐哉はほぅとため息をつく。
祐哉の胸に倒れ込んでくる杏はくったりとして荒い息をついている。

「くぅ。少し我慢してくださいね」
「んっ」

目を閉じたままこくりと頷くと体の力を抜いて祐哉の胸に寄りかかった。
祐哉は杏の片足をあげると自身を引き抜いてゴムの後始末をする。
ゴムの中ではなく杏の中を満たしたかった、と囁くと杏はそうしたらよかったのにぃと不満の声をあげた。
祐哉は苦笑いすると杏を抱えてバスルームに入って杏の体を洗っていく。
マッサージをするように体を撫でていくと杏がため息をついた。

「はぁ」
「どうしました?」
「生じゃなかったけど、きもちよかったー」

くすくすと笑ってシャワーで泡を流すと今度は髪の毛だ。
バスタブの縁に頭を乗せた杏は目を閉じて表情を和らげている。
普段の育児疲れもあるのだろう。
気づいたときにはすーすーと眠りについていた。
溺れさせないように、起こさないように、そっと体を抱き上げると祐哉は甲斐甲斐しく世話を焼いて杏をベッドに運んだ。
気持ちよさそうに眠っている杏の頭を撫でると祐哉も手早くシャワーを浴びて杏の隣に潜り込む。
背中から抱き締めて首筋に顔を埋めると祐哉も目を閉じて眠りについた。
杏はくふふと幸せそうに眠りながら笑う。
これからももっともっと幸せになるのだ。
愛する家族とともに。

こうして森山家の一日に幕が下りたのである。


** おまけ **

「ねぇ。ゆーや」
「はい?」
「なんで後ろから抱っこして寝るの?」
「癖ですね」
「癖?」
「お腹が大きいと向かい合って眠れないでしょう?」
「あ」
「ぴったりと体を合わせて眠りにつきたいんです」
「うん。私もそのほうが落ち着く」
「まぁ、今は正面からでもいいんですけど」
「んーん。後ろからがいいっ」


ということでくーちゃんと社長さんの睡眠スタイルは後ろからぎゅ。でした。
くーちゃんの幸せ物語はこれにて一旦閉幕。
ありがとうございました!

2014/06/18 投稿。


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